仏ルノーは3日、フランスの海運大手CMA CGMがルノーとスウェーデンの商用車大手ボルボとの合弁会社で電気自動車(EV)のバンを開発するフレクシス(Flexis)に出資参画すると発表した。フレクシスは3月22日にルノーとボルボの折半出資によって設立されたが、今後は3社合弁会社となる。


CMA CGMは10%を出資し、2026年までに1億2000万ユーロ(約197億円)をフレクシスの事業に投資する。ルノーとボルボの出資比率はそれぞれ45%に低下した。ルノーとボルボは26年までにそれぞれ3億ユーロ(約492億円)を投資することになっている。

■800ボルトの超急速充電に対応

フレクシスはスケートボード型のプラットフォーム(車台)で配送用のバン型EVを開発する方針で、このタイプのバンとしては初めて800ボルトの超急速充電に対応することを想定している。

ルノーは3月29日、同国北部オート=ノルマンディー地域圏のサンドゥビル(Sandouville)工場で2026年までに3億ユーロ(約490億円)を投資すると発表。フレクシス向けにEVの配送用バンを製造するとした。

2024/04/05

 

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