化学メーカーの米ハンツマンは8日、同社のパフォーマンス・プロダクツ部門がテキサス州コンロー工場のエチレンカーボネートの生産能力を2023年中盤までに増強すると発表した。エチレンカーボネートはリチウムイオン電池の電解液などに使用される。

ハンツマンのエチレンカーボネート「ULTRAPURE」は、EVの浸透とEV用電池生産の現地化に伴い、需要が急増。これを受け同社はEV用電池向けの高純度のエチレンカーボネート製品を追加した。

同社のパフォーマンス・プロダクツ部門のシニアバイスプレジデントであるハーシュ氏は生産能力の増強について、米国で唯一の環状炭酸エステルの生産者としての立場を利用し、米国と欧州のEV用リチウムイオン電池市場の急速な成長を支援すると述べている。

2021/6/10

 

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