カナダの最大労組ユニフォー(UNIFOR)は19日、フォード・モーターのユニフォー組合員が11日の暫定合意を承認し、3年間の全国労使協約が成立したと発表した。組合員の74%が賛成票を投じたとしている。
■毎年3%の賃上げ、生活費調整手当も継続
協約の有効期間は2026年9月21日から2029年9月19日で、5150人の組合員を対象とする。主な内容は
協約期間中の各年3%の賃上げや生活費調整手当(COLA)の継続、雇用と所得の保障措置の強化、投資の確約、年金の増額、福利厚生の改善などとなっている。
雇用保障条項には工場の閉鎖を行わないとする合意の更新や、2029年に予定されているエセックス・エンジン工場での第3シフトの導入も盛り込まれた。また、オークビル工場で一時解雇された労働者が正規雇用へと移行できる道筋を設けるプログラムの導入でも合意。同プログラムは2027年のカナダ・デー(7月1日)までの完了を目指すとされている。
さらに対象となる組合員に対して初年度に1万カナダドル(116万円)の「生産性・品質向上ボーナス」と2000カナダドル(約23万円)の「12月ボーナス」が支給される条項、ウィンザー工場への5億米ドル、オークビル工場への4億米ドルの投資も行われる条項が盛り込まれた。オークビル工場では「スーパーデューティ」が生産されることも決まったとしている。
■次はGMとの交渉に
ユニフォーは21日、フォードとの協約が成立したことを受けて次はゼネラル・モーターズ(GM)と交渉すると発表した。GMカナダ法人のユニフォー組合員数は約4600人で、GMとの交渉は8月10日に始まる予定とされる。ステランティスとの交渉はGMの後に行われる見通しとなった。
2026/7/22


