総合物流のセンコー(本社:大阪市北区)は8日、メキシコ子会社のセンコー・ロジスティクス・メキシコが中央高原グアナファト州レオン市に物流センターを建設すると発表した。2018年1月に営業を開始する予定。自動車産業の集積地で、多様な物流サービスを提供する。

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新センターの名称はレオン・ロジスティクス・センター(仮称)で、敷地面積は6万1150平方メートル、延床面積は1万5500平方メートル。17年12月に竣工する予定という。

メキシコは、日本や米国はじめ世界40カ国以上と自由貿易協定(FTA)を締結しており、特に中央高原のバヒオ地区は交通の要衝で、自動車産業の集積が進んでおり、各国の自動車メーカーや自動車部品のサプライヤーの工場進出が続いている。

センコーがバヒオ地区に開設する新センターは、これらの需要を取り込むことで、地区内の混載輸送や自動車メーカーとサプライヤー間の集荷・配送の拠点として業務を行う。また、メキシコへ進出する日系企業のプラントの輸入業務や、メキシコに拠点を持たない日系企業の同国向け貨物の保管から配送まで、一貫サービスを提供する。

センコー・ロジスティクス・メキシコは今年1月の設立で、現在はトラック輸送や2カ所の賃借物件で倉庫事業を行っている。

2016/11/9

 

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