自動車座席・内装部品大手の米リア・コーポレーションは19日、マケドニア北西部のゴスティヴァル(Gostivar)市で新工場を建設すると発表した。


新工場ではレザーまたは繊維の自動車用シートカバーを製造する。今年の夏をめどに開所する予定で、当初の従業員数は300人となる見込み。投資額や生産能力については公表していない。

また、新工場は需要動向に応じて拡張する余地もあるとした。2016年中に近隣で別の新工場を建設することも検討しているという。

リアは自動車シート生産の垂直統合を推進しており、今年1月には自動車向け皮革素材メーカーの米イーグル・オタワを買収。世界の自動車用レザー全体のほぼ3分の1がイーグル・オタワの製品で、100を超えるモデルで使用されている。12年にも自動車座席用の生地などを製造する米ギルフォード・ミルズを2億5700万米ドルで買収していた。

2015/5/21

 

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