自動車内装品大手の米インターナショナル・オートモーティブ・コンポーネンツ(IAC)は現地時間の26日、メキシコ北部のコアウイラ州アルテアガ(Arteaga)で新工場を開所したと発表した。


新工場は、インストゥルメンタル・パネルやドアパネル、フロアコンソール、アームレストなどを覆うレザーや布地のカットと縫製を行う。従業員数は320人で、面積は9万平方フィート(約8261平方メートル)となっている。投資額については公表していない。

同社の内装部品用のカット・縫製工場としては世界で18カ所目の拠点となった。同社は今回の新工場を含めて19カ国の81カ所に生産拠点を展開。メキシコではアルテアガ工場が8カ所目となった。

同社のジェームズ・カムシカス最高経営責任者(CEO)は「自動車メーカーがブランドごとの差別化に力を入れており、消費者は高級感のある外観と触感を持つ素材を求めるようになった」と指摘。業界全体が手作業によって製造された内装を好む傾向にシフトしつつあると述べた。

2015/5/28

 

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