インドの自動車大手タタ・モーターズは11日、北アフリカのチュニジアに設置した組立工場を開所した。地場企業ICARと提携し、今月中にピックアップトラックと小型商用車(LCV)の生産を開始する予定だ。


新工場では、ピックアップトラック「ゼノン」と、小型商用車の「エース」「スーパー・エース」を生産する。

9月から販売を開始する予定。販売はタタ自が行い、アフターサービスは地場のLe Motorが手掛ける。

提携相手のICARは2009年2月の設立で、同年9月にチュニジア自動車産業公社(STIA)の工場と従業員を引き継いだ。首都チュニスに本社を置き、ピックアップトラックと商用車の組立生産のほか、バスの車体組み立てを手掛ける。主な提携先には、メルセデス・ベンツ、イヴェコ、三菱自動車などがある。

タタ自はインド国外では英国と韓国、タイ、南アフリカ、インドネシアに子会社を置き、同社のモデルは欧州とアフリカ、中東、南アジア、東南アジア、南米、豪州、ロシア・CIS諸国で販売されている。

2015/6/12

 

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