椿本チエインは12日、中国・天津市の子会社、椿本鏈条(天津)有限公司が自動車エンジン用タイミングチェーンドライブシステムの工場を開所したと発表した。8月から順次、量産を開始する予定だ。日系と欧米系の自動車メーカーに加え、中国の地場メーカー向けにも販売拡大を図る。

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椿本鏈条(天津)有限公司は2012年1月、産業用チェーンの製造子会社として設立した。新工場はタイミングシステムの工場としては、上海市の椿本汽車発動機(上海)有限公司に次ぐ中国2つ目の製造拠点。中国と東南アジア市場のタイミングシステム部品の中核生産拠点とする。

工場の敷地面積は4万7000平方メートル、建屋面積は1万5000平方メートル。従業員数は58人で、16年度には90人を予定する。

椿本チエインは、自動車エンジン用タイミングチェーンドライブシステムのナンバーワンサプライヤー(世界シェア33%)で、日本(埼玉)をマザー工場とし、米国、英国、タイ、中国、韓国、メキシコの世界7極で生産を行っている。17年にはチェコの新工場を稼働する予定だ。

2015/6/15

 

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