中国の二次電池・自動車メーカーである比亜迪股フェン有限公司(BYD)は現地時間の2日、英国のロンドン交通局(Transport for London、TFL)が同社製の電気自動車(EV)がバスとして採用されたと発表した。まずは今年10月から運行を開始する。

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TFLはロンドンを象徴する乗り物である2階建てバスのEV化を進める方針で、BYDからの調達を決めた。ロンドンのジョンソン市長は「2階建てバスのEVを動かせるだけの電池パックを搭載することは難しいとされてきたが、BYDと協力することで克服することができた。ロンドンは新たな『世界初』を手に入れたことになる」と述べた。

BYDの2階建てEVバスはインホイール・ハブ・モーターや回生ブレーキなどをリン酸鉄リチウムイオン電池と組み合わせており、航続距離は都市部でも155マイル(約248キロメートル)に達するとした。バッテリーには12年間の保証が付くとしている。

TFLは英国の首都圏であるグレーター・ロンドンの公共交通機関で、50カ所のバス・ステーション、19500カ所の停留所で8500台のバスを運行している。

2015/7/6

 

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