矢崎総業は15日、過去の自動車用ワイヤーハーネスと関連製品の取引に関してブラジル経済擁護行政委員会(CADE)が正式調査を開始するに当たり、ブラジル時間の14日に約5585万レアル(約22億円)の和解金を支払うことでCADEと合意したと発表した。


同社は2010年2月、ワイヤーハーネスをめぐる価格カルテルを結んでいたとして、日本と米国、欧州で同時に立入り検査などを受けており、ブラジルの競争法当局であるCADEは同様の事案について、事前調査を行っていた。

矢崎総業はワイヤーハーネスのカルテルに関連し、これまでに日本で約96億円、米国で4億7000万ドル、カナダで3000万カナダドル(約28億7000万円)、欧州で1億2534万ユーロ(約169億円)の罰金をそれぞれ支払っている。

2015/7/16

 

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