フォルクスワーゲン(VW)傘下のドイツの商用車メーカー、MAN(マン)は8日、独ミュンヘン工場にキャブの塗装ラインを新設すると発表した。投資額は約8000万ユーロ(約107億5000万円)で、2017年末に稼動する予定だ。

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新塗装施設の床面積は約1万8000平方メートル。既存の塗装施設の隣にベースコートラインを建設する。

新塗装ラインは、前処理施設と回転式カソードディップコーティング、シームシーリング、フィラーアプリケーションから成り、最新のシステムエンジニアリングの採用により、消耗材料と化学薬品の使用を低減。排気中の粒子状物質の水準を90%、水の使用量を80%、それぞれ削減する。さらに塗料の使用量を15%カットし、エネルギー消費量を25%抑制できるという。

MANトラック&バスのイントラ取締役は、新ラインの稼働により、キャブ塗装の効率性と品質が大きく改善すると述べている。

2015/9/9

 

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