米高速道路安全保険協会(IIHS)は11日、米バージニア州ラッカーズビル(Ruckersville)の試験場を拡充したと発表した。同試験場は衝突実験を行う施設として知られている。

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今回の拡充では、布張りの屋根を備えた全天候型の試験走路が新設された。特に自動ブレーキの性能を検証する際に晴天や雨天など、路面の状態を設定するうえで高い効果を発揮する。今後は自動ブレーキを搭載した車両の数が増えることから、拡充を決めた。全天候型とすることで、試験を行うペースを大幅に加速することが可能になるとしている。

拡充工事のための投資額は3000万米ドルで、主にIIHSに加盟する保険会社が拠出した。試験走路の面積は屋根付き部分の5エーカー(約2万240平方メートル)を含め、計15エーカー(約6万710平方メートル)となった。事務所や会議場などを備えたビルも新築した。

2015/9/14

 

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