半導体世界大手の米インテルは14日、オートモーティブ・セキュリティー・レビュー・ボード(ASRB)を設置すると発表した。自動車のサイバーセキュリティーのリスクを軽減する狙いがある。
ASRBの研究者らは今後、セキュリティーテストと検査を通じ、自動車産業とドライバーの利益につながる先進のサイバーセキュリティー・ソリューションおよび製品のために、ベストプラクティスとデザインレコメンデーションの体系化を目指す。
インテルはまた、初となる自動車サイバーセキュリティーのベストプラクティスの白書「Automotive Security Best Practices: Recommendations for Security and Privacy in the Era of the Next-Generation Car」を発表した( www.mcafee.com/autosecuritywp )。ASRBの今後の研究を反映する形でアップデートしていく。
■コネクテッドカー、20年には1.5億台が普及か
調査会社ガートナーによれば、コネクテッドカーの台数は2020年までに約1億5000万台に達する見込みで、このうち60~75%がウェブベースのデータを利用、作成、共有する能力を持つことになるという。インテルはこれに伴いサイバーセキュリティーの問題を解決する必要が生じると述べている。
2015/9/15