ダイムラーは18日、米アラバマ州タスカルーサのメルセデス・ベンツの工場に13億米ドルを投資し、スポーツタイプ多目的車(SUV)の生産能力を増強すると発表した。ボディショップを新設するとともに、SUVの組立設備を拡張。物流や情報技術(IT)関連のアップグレードを行い、ハイブリッド車(HV)を含む次世代のSUVの生産を開始する。今回の投資により300人の新規雇用が創出される見込み。

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新設する12万5000平方メートルのボディショップは、最新の軽量化技術を導入。SUVの組立設備は1万3000平方メートル拡張される。また、物流、ITシステムのアップグレードにより、サプライチェーンとのシームレスな統合が実現するという。

メルセデス・ベンツのタスカルーサ工場は1997年に中型SUVの「Mクラス」の生産を開始し、これまでに45億米ドルを投資。2014年の生産台数は23万2000台以上に上り、今年は30万台を突破する見込みという。

2015/9/24

 

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