イランの国民車メーカー、イラン・ホドロ(IKCO)は11日、中東のオマーンに生産拠点を設置する計画だ。同社のHashem Yeke Zare社長兼最高経営責任者(CEO)が、オマーン南東部ドゥクム経済特区のマネジャーであるYahya al-Jaberi氏との会談の後、明らかにした。

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同CEOは、オマーンに生産拠点を置くことで、アフリカ東部と北東部への市場アクセスが容易になると説明。オマーンの開発基金の財政支援を受け、できるだけ早期に設置したい考えを示した。実現すれば、年間1万5000台を生産する見通しという。

Yahya al-Jaber氏は、ドゥクム経済特区がインドとパキスタン、バングラデシュ、東アジアへの自動車輸出の拠点としての潜在能力を持っていると強調した。

■カザフスタンモーターショーに出展

一方、ホドロは、中央アジアのカザフスタンの首都アスタナで9~11日に開催された第3回アスタナ・インターナショナル・オートショー(AIAS 2015)に、自主ブランド車の「デナ(Dena)」や「ソレン(Soren)」、ピックアップトラックの「Arisan」などを出品した。

ホドロはカザフスタンをはじめ、ウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、キルギスタンなどの市場開拓を目指している。

2015/10/13

 

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