自動車部品大手の英GKNは15日、メキシコ中央高地グアナファト州ビジャグラン(Villagran)に新設したGKNドライブラインの新工場の開所式を実施した。投資額は1750万米ドルで、2016年4月にフル稼働する予定。プロップシャフトを年間で最大100万個生産し、アウディやBMW、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)、フォード、ホンダ、マツダ、日産、フォルクスワーゲン(VW)などに供給する。

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GKNドライブラインにとってビジャグランの工場は2カ所目で、面積は1万2000平方メートル。プロップシャフトのほかに等速ジョイントも製造する。

調査会社によれば、北米市場の全輪駆動(AWD)システムの生産量は20年までに21%増加し、同システム搭載車は約300万台に達する見通し。GKNのAWDシステムは、ジープ「レネゲード」やランドローバーの「レンジローバー・イヴォーク」、ボルボの新型「XC90」などに採用されている。

GKNドライブラインは1979年にメキシコに拠点を設立。3工場で2075人を雇用している。

 

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