オーストリアのパワートレーン・エンジニアリング会社AVLは19日、米環境保護局(EPA)から自動車の排出ガス試験システムを受注したと発表した。EPAがミシガン州アナーバーに保有する国立排ガス研究所(National Vehicle and Fuel Emissions Laboratory、NVFEL)に導入する。2017年2月の完工を予定する。


AVLのシステムが導入される試験センターは、EPAのティア3排ガス規制に準拠する小型車と中型車の排ガス試験を実施。同社は、試験センターの設計とシステム導入、EPA職員の訓練までを手掛け、排ガステスト用の「iGENERATION Series2」のハードウエアとソフトウエアを供給する。

これによりEPAは、超低濃度の一酸化炭素と二酸化炭素、全炭化水素、メタン、窒素酸化物、亜酸化窒素、粒子状物質の測定が可能となる。

AVLは1948年の設立で、乗用車とトラックなどのパワートレインの開発とシミュレーション、テストを手掛ける。北米本社はミシガン州デトロイトに置いている。

 

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