ルクセンブルクに本社を置くインターナショナル・オートモーティブ・コンポーネンツ(IAC)は26日、中国・天津市の新工場を開所したと発表した。メルセデス・ベンツの「GLC」や「CLA」「Cクラス」「Eクラス」などにフローリングと遮音材、ヘッドライナーを供給する。


開所したのは、IACと上海カー・カーペット・プラントの合弁会社であるShanghai IAC-Songjiang Automotive Carpet & Acoustics の工場。IACにとって中国で16カ所目、アジアで30カ所目の拠点となる。

Shanghai IAC-Songjiang は中国国内に6工場を保有。新工場の面積は5200平方メートルで、従業員数は180人以上。来年にはさらに4300平方メートルを増設する計画という。

IACは2014年6月に上海市にアジア新本社を開設。今年7月には杭州市の新工場を開所している。

同社は20カ国で工場84カ所を展開。デザインセンターなどを含め、22カ国104カ所に拠点を置いている。従業員数は3万2000人を超え、14年の売上高は59億米ドル。

 

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