スペインの自動車プレス部品大手ゲスタンプは28日、1430万ユーロ(約18億9000万円)を投じ、スペイン北東部バスク州アラバ県リバベリョサにレーザー加工工場を新設すると発表した。2017年から製造を開始する予定。フォルクスワーゲン(VW)と同社傘下のセアトのほか、ゼネラル・モーターズ(GM)の欧州子会社オペルに部品を供給する。この種の施設としては同州初で、欧州でも最大規模となる見込み。

47795.jpg


リバベリョサのArasur工業団地で新工場をリースし、 レーザー切断機14台と溶接ロボットを導入する。稼働に伴い、約100人を新規雇用する。

新工場の設置に際しては、バスク州政府と今年3月に投資協定を締結。ゲスタンプは同州に新技術の訓練を目的とするゲスタンプ・テクノロジー・インスティチュート(GTI)を設立することで合意している。

ゲスタンプは現在、バスク州に5工場を保有し、1600人以上を雇用。同社は20カ国に95カ所の工場と12カ所の研究開発(R&D)センターを展開。従業員数は3万2000人で、14年の売上高は75億6900万米ドルに上っている。

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する