自動車部品大手の米ビステオンは10月30日、非中核事業である独ベルリンの内装部品の合弁工場をAPCHオートモーティブ・プラスチック・コンポーネンツ・ホールディングに売却することで合意したと発表した。同工場は12月1日からAPCHの所有となる。売却額は公表されていない。


ベルリンの内装部品工場は現在、ビステオンの独子会社と、独APTUSが所有している。ビステオンは2014年に内装部品事業の大半を、米投資会社サーベラス・キャピタル・マネジメント傘下のReydel Automotive Holdingsに売却しており、独ベルリンの工場は内装部品事業としてはビステオンが唯一、保有している生産拠点となっていた。同工場の従業員数は400人。

ビステオンはコックピット用電子部品とコネクテッドカー事業に注力しており、21カ国50カ所に展開。従業員数は1万1000人以上で、14年の売上高は26億米ドルに上る。

 

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