サムスンSDIは20日、中国の安徽江淮汽車(JACモーターズ)の新型EV(電気自動車)向けにシリンダー型のリチウムイオン電池を供給する契約を結んだと発表した。来年から韓国の忠清南道天安市の工場と中国の天津市の工場で生産する。2016年だけで5000万本を供給する見通しだ。

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サムスンSDIが製造するリチウムイオン電池は、JACの新型SUV(スポーツタイプ多目的車)「iEV65」に搭載される予定。同モデルは、中国で生産されるEVのSUVとしては初めて、航続距離が250キロメートルに到達したという。1台につき「18650」型リチウムイオン電池を約3000本搭載する。

JACや吉利汽車、衆泰汽車(ZOTYE)など、中国で販売されるEVの約半数がサムスンSDIのリチウムイオン電池を採用しているという。

 

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