日通商事は3日、インドネシア西ジャワ州カラワン県のミトラカラワン工業団地内に、現地で2番目となる「カラワン ロジスティクス・サポートセンター」を開設したと発表した。多種多様な部品の梱包・配膳作業に適した45~50メートル幅の作業場と両側接車を実現。計31基のドックレベラーを装備し、さまざまな車種・車両の搬入や搬出が可能で、自動車部品物流に最適化した施設という。

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同センターは、4万8000平方メートルの敷地に、延床面積2万7200平方メートルの高床式建屋(中央車路、事務所など含む)を設置。施設の中央部には幅35メートルの総屋根を配した作業保管場を兼ねた車路を設け、スコールなどの荒天候時にも安全かつスムーズな荷役作業を可能とした。

施設内はLEDのほか、天井から外光を取り入れるトップライトを作業場のほか車路にも積極的に取り入れ、日中の照明を省電力化。環境にも配慮した作りとなっている。

ミトラカラワン工業団地は、インドネシア最大の主要貿易港であるジャカルタ・タンジュンプリオク港から東に約70キロメートルで、自動車と自動車関連メーカーが集積している西ジャワ地区に位置。多くの工業団地と幹線道路で結ばれ、インドネシア国内の物流の一大拠点となっている。

日通商事は、アジア地区の自動車産業の多種・多様化するニーズに対応するため、今後も作業品質を高め、事業を拡大していく考え。

 

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