自動車部品大手の米ボルグワーナーは8日、現代・起亜自動車グループに対し、カムトルク駆動型(CTA)の可変カムタイミング(VCT)システムを供給する契約を結んだと発表した。同グループが韓国国内で生産する3000ccと3800ccのV型6気筒ガソリンエンジン向けに供給する。

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ボルグワーナーのCTA可変カムタイミング・フェーザーは、従来のVCTシステムと比べて反応が早く、エンジンの幅広いピストンスピードに対応するという。

ボルグワーナー・モース・システムズのジョー・ファドゥール社長は、現代・起亜自向けの事業を拡大し、同グループのモデルのエンジン効率と性能、燃費を改善できることを歓迎すると述べた。

ボルグワーナーは今年4月、韓国・忠清北道忠州市に100%出資で建設した新工場を開所。同市の既存工場で生産するイグニッション(点火)装置に加え、排気再循環(EGR)バルブ、EGRクーラー、可変力ソレノイド(VFS)、ディーゼル・コールドスタート・テクノロジー、冷却水制御バルブ(CCV)の生産を開始した。さらに10月には、忠清北道鎮川郡に変速機工場を新設。韓国国内のトランスミッション工場を3カ所に増やしている。

 

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