ルノー・日産アライアンスは2020年までに段階的に10モデル以上の自動運転車(自動走行車)を投入する計画を明らかにした。米国と欧州、日本、中国で量販車として投入する方針だ。


16年中に高速道路の1車線内で自動運転することが可能なモデルを投入する。特に渋滞中に効果を発揮すると期待している。18年には高速道路の複数の車線で自動運転できるモデル、20年には都市部の一般道の交差点を通行することができるモデルを投入するとした。いずれのモデルについても購入時のオプション装備として提供する。

ルノー日産アライアンスのゴーン会長は「ルノー日産はゼロ・エミッションとゼロ・ファタリティーズという2つのゴールに深くコミットしている。これを達成するために、量販車市場向けの自動運転車とコネクテッドカーを3大陸で開発することにした」と述べた。

同アライアンスはまた、コネクテッド車とモビリティサービス担当の上級副社長にOgi Redzic氏が就任したと明らかにした。同氏は昨年12月にドイツの高級車メーカー、アウディ、BMW、ダイムラーの3社で構成する企業連合によって買収された電子地図サービス大手のヒア(HERE)で自動車ビジネス担当の上級副社長を務めていた経歴を持つ。同氏は今後、パリを拠点にフランスと日本のコネクテッドカー関連部門を統括する。

2016/1/8

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する