自動車部品メーカー大手のフェデラルモーグル・ホールディングスはこのほど、アフターマーケット向け交換部品のモーターパーツ部門のスピンオフ(分離・独立)計画を断念したと発表した。今後もこれまで通り社内でパワートレイン部門とモーターパーツ部門を別々に運営することで、両部門の市場の変化に迅速に対応し、効率的に事業を展開することができるとしている。


同社は2014年、モーターパーツ部門を15年上半期(1~6月)までにスピンオフする計画を明らかにしていた。

フェデラルモーグルは、パワートレイン部門とモーターパーツ部門がそれぞれの最高経営責任者(CEO)の下、経営を行っている。パワートレイン部門は、自動車のほか、産業、運輸産業向けの製品のデザインと製造を手掛け、モーターパーツ部門はブレーキやシャーシ、ワイパーなど20以上のブランドを展開している。

同社は1899年の設立で、ミシガン州サウスフィールドに本社を置き、34カ国で5万人以上を雇用している。

2016/1/19

 

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