車載オーディオとインフォテインメントシステムのメーカーである米ハーマン・インターナショナル・インダストリーズは現地時間の25日、ミシガン州ノバイに設置した北米の自動車部門の新本社を開所したと発表した。

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新本社の面積は18万8000平方フィート(約1万7465平方メートル)で、1000人の社員がコネクテッドカーや車載オーディオ機器、クラウドサービスなどの先進技術の研究と開発に従事する。

ディネッシュ・パリワル会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)は、新本社の開設により自動車事業の改革が加速されるとともに、コネクテッドカーと自動運転技術の中心としてのデトロイトの未来に向かって前進することになると強調した。

同社はまた、同市の教育機会の支援のため、ノバイ教育基金に1万米ドルを拠出すると発表した。

ハーマンは、米コネチカット州スタンフォードに本社を置き、アウディやBMW、フェラーリ、メルセデス・ベンツ、ポルシェ、トヨタ、レクサス、現代自動車などに製品を供給。同社のオーディオやインフォテインメントシステムが搭載された自動車は、世界で2500万台以上に上る。従業員数は約2万8000人で、2014/15年度(14年10月~15年9月)の売上高は64億米ドル。

2016/1/27

 

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