ホンダのタイの四輪車の生産・販売会社、ホンダオートモービル(タイランド)は19日、首都バンコクの東120キロメートルに位置するプラチンブリ県ロジャナ工業団地の新工場で新型「シビック」用のエンジン生産を開始したと発表した。同工場で生産される10代目シビックは3月に発売される予定。

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新型エンジンの生産ラインは、シリンダーブロックやシリンダーヘッド、コネクティングロッド、クランクシャフトなどの部品の製造も含む。1800ccエンジンのほか、最高出力173hpの1500cc「VTEC」ターボエンジンをタイ市場向けに生産する。将来的には、ホンダのアジアとオセアニアの工場に輸出するエンジンとエンジン部品の生産も行う予定。

プラチンブリ県の工場は171億5000万バーツ(約540億4000万円)を投資し、13年7月に建設を開始。昨年10月にポリマー射出成形ラインが立ち上がっており、今年3月からは完成車の生産ラインがフル稼働する見通し。年産能力は12万台で、これによりホンダのタイ国内の生産能力は42万台となる。

2016/2/22

 

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