車載オーディオとインフォテインメントシステムの米ハーマン・インターナショナル・インダストリーズは23日、中国・江蘇省蘇州市に建設した「ハーマン蘇州グローバル・プロダクト・ディベロップメント・センター(PDC)」を稼働したと発表した。同社の車載オーディオの研究開発(R&D)拠点としては米国とドイツに次ぐ3カ所目で、最大の規模を持つ。


蘇州市のPDCの面積は1万2000平方メートルで、研究者とエンジニアなど350人が勤務可能。同じ蘇州工業園区に入居するハーマンの既存工場と協力し、開発と製造のシームレスな統合を実現する。これによりハーマンは、調達、R&D、生産、技術サポート、物流、小売りまでの完全なバリューチェーンを中国で構築した唯一の車載オーディオブランドとなる。

ハーマンの蘇州市の生産拠点は2006年に設立され、同社にとって極東・アジア太平洋地区で最大のR&D、生産拠点。同社の中国市場関連の売上高は2015年度、約6億8000万米ドルに上り、過去6年間の年平均成長率は約53%となっている。

2016/3/25

 

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