フォルクスワーゲン(VW)は23日、中国・北京市で3代目となる新型「トゥアレグ」を発表するとともに、2020年までに同モデルを含め、少なくとも新型のSUV10モデルを中国市場に投入する計画を明らかにした。


新型トゥアレグは、完全にデジタル化された「Innovision Cockpit」を初搭載。12インチ・ディスプレーの「デジタル・コックピット」に15インチ・ディスプレーの「ディスカバー・プレミアム」を組み合わせた。中国市場では、プラグイン・ハイブリッド車(PHV)の投入も準備しているという。

■18年中にSUV4モデル

VWは昨年、中国で320万台を販売し、市場シェアの13%以上を占めた。このうちSUVの「ティグアン」と「テラモント」は約40万台を販売した。同社は今後もSUVの中国市場への投入を加速する計画で、18年には4モデルを発売する。

同社はEモビリティ化も進めており、今年はティグアンのPHVと新型「宝来(Bora)」の電気自動車(EV)を投入。2020年からはEV専用プラットフォーム(車台)のMEB(modular electrification toolkit)をベースとする「I.D.」ファミリーを中国で発売する予定となっている。

2018/3/26

 

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