自動車用ガラス製品などを製造するフランスのガラス製品メーカー、サンゴバンは11日、中国・山東省シ博市(シはさんずいにまげかわと田)にある自動車向けガラス材工場に50%を出資し、合弁事業化したと発表した。


合弁パートナーの企業名については「JJGグループ」としており、正式名称は示していないものの、シ博市に既存工場を持つ金晶(集団)有限公司(Jinjing Group)とみられる。金晶(集団)はこれまで主に米ピッツバーグ・グラス・ワークス(PGW)と提携関係にあったことで知られている。

サンゴバンが合弁事業化した工場は自動車向けに加工する前のベーシックガラスを製造しており、生産能力は年間16万トン。今回の措置により、サンゴバンの中国でのベーシックガラスの生産能力は2倍に増えたとしている。

同社は1994年に中国へ進出し、現在は4カ所に工場を保有する。このうち1カ所は山東省内の青島市にあるという。

2018/4/12

 

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