フォード・モーターは2日、衆泰汽車(ZOTYE AUTO、本社:浙江省永康経済開発区)と2社目の合弁会社を設立することで合意したと発表した。フォードの新モビリティ事業子会社であるフォード・スマートモビリティと衆泰汽車が折半で出資する。


新会社は配車サービスやライドシェア会社の法人や同法人に所属するドライバー向けに電気自動車(EV)を販売またはリースする。走行データを基にして構築する車両管理ソリューションや車載デジタルサービスの提供、個々の配車サービス向けの車両カスタマイズなども手掛ける。

新会社の資本金は2000万米ドルで、本社は浙江省内に置く。当面は同省内の配車サービス向けの事業展開を重視する方針だ。

フォードは中国の配車サービスやライドシェアで使用されるEVの台数が2022年まで年率19%のペースで増加し、2600万台に達するとのボストン・コンサルティング・グループ(BCG)の試算を示した。衆泰汽車の2017年のEV販売台数は3万6000台だった。

フォードと衆泰は昨年8月にEVを製造する合弁会社を設立することで合意。現在は中国政府からの認可待ちの状態となっている。

2018/5/7

 

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