フォード・モーターは11日、宅配代行サービスの米ポストメイツ(Postmates)と、食品などの宅配サービスに特化した自動運転車(自動走行車)のプラットフォーム開発を進めていることを明らかにした。


ポストメイツは現在、フロリダ州マイアミとマイアミビーチで70以上の企業と共同でフォードの商用バン「トランジット・コネクト」をベースにした自動運転車による食品などの宅配サービスのパイロットプログラム(実証実験)を実施している。

フォードは食品の宅配サービスのため、トランジット・コネクトにロッカーシステムを装備。これにより、複数の注文に対して1つの配達ルートで対応することが可能になる。また、食品だけでなく、ハードウエアの宅配にも対応できるよう、異なるロッカーのサイズを準備した。

例えば、レストランの従業員がアクセスコードをタッチスクリーンにタイプすると、ロッカーのうちの1つが自動的に開く。いつ自動運転車が到着し、注文した品をピックアップできるかは、テキストメッセージで注文者に通知される。注文者がアクセスコードを自動運転車のタッチスクリーンに入力すると、ロッカーが自動的にオープンする。

フォードは、2021年に宅配サービスに特化した自動運転車を市場に投入する見通し。

2018/6/12

 

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