ダイムラーは6日、メルセデス・ベンツの大型トラック「アクトロス」の新型車を世界初公開した。トラックの量産車としては世界で初めて部分的な自動運転が可能な運転アシスト装置を導入したとしている。


同運転アシスト装置の名称は「アクティブ・ドライブ・アシスト」で、ブレーキとアクセル、ステアリングを独立して制御することが可能。特定の速度域だけで機能する従来の運転支援システムとは異なり、どのような速度域でも機能することが量産車として世界初の特長になるとした。

また、車外のドアミラーを廃止し、カメラに置き換えたことも量産車として世界初としている。カメラで撮影した動画はキャビン内のAピラーに配置された15インチのディスプレーに映し出される。ミラーを廃止したことで空気抵抗が低減し、燃費性能の向上だけでなく、接触事故の減少にも寄与するとしている。燃費性能は従来比で郊外の一般道路で最大5%、高速道路では最大3%改善した。

新型アクトロスは、これまでと同様にバイエルン州ヴェルト(Woerth)工場で生産される。

2018/9/7

 

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