古河電気工業は21日、インドの自動車部品メーカー、スパーク・ミンダ(アショック・ミンダ)グループとの合弁会社であるミンダ・フルカワ・エレクトリックに対する出資比率を49%から75%に引き上げ、経営権を取得すると発表した。株式の取得額は公表していない。古河グループ主導での会社運営の基盤を早急に確立し、インドの自動車部品事業の商圏拡大を図る。


ミンダ・フルカワは2007年、インドの日系自動車メーカー向けにワイヤーハーネスと自動車部品を供給することを目的に設立された。古河電工は今回の経営権取得により、QCDDM(Quality・Cost・Delivery・Development・Management)の改善を主導。拡大する電動化市場をにらみ、インド事業のリーダーシップを狙う。インドでは2030年までに国内自動車の30%を電気自動車(EV)化する動きがある。

経営権取得後も、インドの商習慣や政府当局対応、現調化などへの対応のため、スパーク・ミンダとの合弁パートナーとしての関係を維持する。経営権取得を機に、ミンダ・フルカワの社名をフルカワ・ミンダ・エレクトリック(Furukawa Minda Electric)に変更する。

2018/11/22

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する