自動車部品大手のボルグワーナーは29日、インド南部のタミルナド州チェンナイ近郊のカクカルアー(Kakkalur)工場を拡張したと発表した。エンジン・タイミング・システムや可変カム・タイミング・システム(VCT)などの生産ラインを増設した。


インドでは2020年4月から新排ガス基準「バーラト・ステージ6(BS6)」(欧州のユーロ6に相当)が導入されることになっており、インド国内の自動車メーカーからの需要が拡大すると判断した。

拡張分の床面積は4万3300平方フィート(約4023平方メートル)で、増設した生産ラインだけでなく、エンジニアリング部門や事務部門のスペース、倉庫なども備えている。投資額や新規雇用創出については公表していない。

今回の拡張により、エンジン・タイミング・システムやVCTを生産するだけでなく、新車開発プロセスの初期段階からこれらのシステムの設計も可能になるとした。インド国内だけでなく、東南アジアの自動車メーカーにもこれらのシステムを輸出したい意向だ。

2019/1/30

 

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