フランスのプラスチック部品メーカー、ノバレス(Novares)は12日、同業の米Miniature Precision Components(MPC)を買収すると発表した。買収額は公表していない。


MPCは1972年の設立で、ウィスコンシン州ウォルワース郡に本社を置き、自動車向けの熱可塑性成形品を生産している。従業員数は約1600人。主な納入先にはゼネラル・モーターズ(GM)やフォード、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)、トヨタ、日産、ホンダが含まれる。2018年の売上高は2億6500万米ドルで、ノバレスのエンジン部品事業の約2倍に達している。

MPCの買収により、ノバレスの北米事業の生産拠点は米国が5カ所、メキシコが1カ所、それぞれ追加され、計8カ所となる。世界全体では22カ国・47工場、従業員数1万2000人に増え、売上高は15億ユーロ(約1878億円)に達することになる。

2019/2/13

 

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