車載ソフトウエア開発の独エレクトロビット(EB)は12日、自動車のヒューマンマシンインターフェース(HMI)の設計・開発のプロセスを合理化するため、ゲーム開発ソフトウエアの米ユニティと協業すると発表した。

自動車のハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)が普及し、車内ディスプレーが大型化して複数に拡大することで、よりリアルタイムでフォトリアルな3D体験の需要が高まっている。3DデザイナーやHMI開発チームは、このような体験の実現に向け、設計プロセスから実装までを促進する組み込みツールチェーンを必要としているという。

■量産までの期間を短縮

エレクトロビットの包括的なHMI開発ツールチェーン「EB GUIDE」とユニティのリアルタイム3Dレンダリングプラットフォームを組み合わせることで、量産までの期間を短縮し、開発工程全体にわたって信頼性の高い基盤を提供することで、次世代のリアルタイム3D・HMI開発を加速させる。

両社は米ミシガン州デトロイトで11月16~17日に開催される「Car HMI USA」に、両社の最先端技術を組み合わせて開発した車両コックピットHMIを展示する。

2020/10/14

 

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