中国系の自動車部品大手、米ネクステア・オートモーティブ(Nexteer Automotive)は8日、イスラエルに本社を置く触覚仮想センシングデータ企業のタクタイル・モビリティ(Tactile Mobility)に出資すると発表した。ソフトウエア能力の強化が目的。出資額は公表していない。


タクタイルのソフトウエアは、車載の非視覚型センサーを使用して車輪速度や車輪角度、回転速度、パドルポジション、ギアポジションを含むデータを収集し、解析してリアルタイムでアクショナブルインサイトを生成する。これらのインサイトは、車両、道路、車両・道路力学の変化し続ける状況の高精度な説明と解析を提供する。

ステアリングは、ドライバーに「道路の感触」を伝えるのに独自の役割を果たしており、ドライバーに危険な道路状況(凍結、砂利、くぼみなど)の感覚を伝えるのに重要な要素となっている。ネクステアは、車両環境に関するタクタイルのリアルタイムのデータ入力によって自社の専門技術を高めることを期待している。

2021/1/12

 

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