欧米自動車大手ステランティスとフランスの電力ガス大手エンジー(Engie)のイタリア子会社であるエンジーEPSは1日、電動車の充電ソリューションを提供する合弁会社の社名を「フリー2ムーブeソリューションズ(Free2Move eSolutions)」とすると発表した。


仏PSグループと合併する前のフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)とエンジーEPSは昨年11月、合弁会社の設立で合意していた。

フリー2ムーブeソリューションズは、電動車への移行を支援し、円滑化するため、バリューチェーンを構成する個人・法人の両方に電動ソリューションを提供。同社のサービスは、充電インフラ(設置、アフターサービス、運用)、サブスクリプション方式の月額料金による公共施設・家庭向け充電サービスから、電池のライフサイクル管理、車両の総所有コストを削減するためのV2G(ビークル・トゥ・グリッド)統合ソリューションやエネルギー管理ソリューションなどの先進的エネルギーサービスにまで及ぶ。

同社は昨年7月、米フォード・モーターのオートモーティブ部門の元社長(プレジデント)のヒンリクス氏を取締役に迎えるとともに、米ゼネラル・モーターズの元CFO(最高財務責任者)のスティーブンス氏と、独コンチネンタルの元CTO(最高技術責任者)のレーマン氏を諮問委員会に加えている。

2021/4/2

 

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