在モスクワの欧州ビジネス協会(AEB)が6日発表した2021年3月のロシア国内の新車販売台数(乗用車、小型商用車)は前年同月比5.7%減の14万8676台と2カ月ぶりに減少に転じた。1~3月の累計は前年同期比2.8%減の38万7322台となった。

AEBの自動車製造業者委員会(AMC)のStaertzel会長は3月の新車販売について、比較対象となる昨年3月が4%増と伸びを示していたと指摘。今後数カ月で市場が改善するのは明らかだと述べている。

■首位ラーダが7カ月連続の増加

3月のブランド別の販売台数は、首位の最大手アフトワズのラーダが3%増の3万3779台と7カ月連続で増加。2位の起亜は1.3%増の2万57台と2カ月ぶりに増加に転じた。3位の現代自動車は3%減の1万5332台と3カ月連続で減少。4位のルノーは14.5%減の1万1659台と5カ月ぶりに減少した。トヨタ自動車は18.3%減の1万278台と5カ月連続で減少し、前月に続いて5位だった。

長城汽車のHaval(哈弗)ブランドは77.2%増の2833台で11位から10位に浮上している。



2021/4/8

 

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