トルコ自動車工業会(OSD)が12日発表した2021年3月の自動車生産台数(乗用車、商用車)は前年同月比19.4%増の12万3427台と3カ月ぶりに増加した。比較対象となる昨年3月は新型コロナウイルス感染拡大の影響で21.8%減を示していた。21年第1四半期(1~3月)の累計生産台数は前年同期比1.3%増の34万5691台となった。


■乗用車生産が5カ月ぶり増加

3月の自動車生産の内訳は、乗用車が4%増の7万4995台と5カ月ぶりに増加に転じ、商用車は54.9%増の4万8432台と8カ月連続で増加した。

商用車の生産のうち、ピックアップトラックが57.1%増の3万8290台、大型トラックが75.9%増の3438台、小型トラックが24%増の274台、ミニバスが58.7%増の5857台と伸びを示した。

■自動車輸出は13カ月ぶり増加

3月の自動車輸出台数(乗用車、商用車)は14.2%増の9万5633台と13カ月ぶりに増加に転じた。内訳は、乗用車が0.5%減の5万7024台と12カ月連続で減少し、商用車は46%増の3万8609台だった。1~3月の自動車の累計輸出は5.5%減の26万1109台となった。

■国内新車販売は93.9%増

3月のトルコ国内の新車販売台数(乗用車、商用車)は93.9%増の9万9964台と10カ月連続で増加した。乗用車が91.4%増の7万6357台と10カ月連続で増加し、商用車は102.3%増の2万3607台と11カ月連続で増加した。1~3月の新車販売の累計は60.6%増の20万6597台となった。



2021/4/13

 

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