化学大手の米デュポンは20日、3000万米ドルを投じ、中国・江蘇省張家港市に自動車向け接着剤の新工場を建設すると発表した。新工場では主に、車両の電動化と軽量化をサポートするための製品を製造する。今年第3四半期(7~9月)中に建設を開始し、2023年初めまでに稼働する予定。

新工場では、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)の充電時や走行中のバッテリーの熱管理をサポートする熱伝導材料と、電池のシーリングと組み立てに使用するマルチマテリアル接着剤、衝突耐久性と軽量車両構造をサポートするための車体構造とバッテリーボンディング用の接着剤を生産する。

デュポン・モビリティ&マテリアルズのストーン社長は「新工場は、EVやHVへの移行を可能にする高度なソリューションに対する顧客の強い需要により、自動車セクターで予想される成長に対応する」と述べている。

2021/4/22

 

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