自動車部品大手のマレリ(Marelli、本社:埼玉県さいたま市)は11日、ベルギーの駆動系・パワートレインの大手サプライヤーであるパンチグループ(Punch Group)傘下のパンチ・モーティブ・インターナショナル(PUNCH Motive International)と電気自動車(EV)のeアクスルのソリューションに特化した合弁会社を設立することで合意したと発表した。マレリは合弁会社を通じ、電動化シフトを加速する。

■本社は仏ストラスブール

合弁会社のMarelli Electric Powertrain Strasbourg (France)はマレリが資本の過半数を所有する予定。仏東部ストラスブールのパンチの拠点内に本社を設け、欧州の主要自動車メーカーへの事業展開を行う。製造、試作・試験のための施設も本社内に設置される。両社は電動パワートレイン分野の豊富なノウハウを結集し、EV向けの統合システムを提供。欧州と米国の市場をターゲットとする。

eアクスルはEVの中核となるシステム。マレリは電動モーターとインバーター、eアクスルのソフトウエアを提供し、パンチはギアボックスのコンポーネントと開発および製造に関する知見を提供する。

2021/5/12

 

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