韓国の現代自動車グループは13日、2025年までに米国内で74億米ドルを投資するとの方針を発表した。電気自動車(EV)の生産準備や設備の改修、スマートモビリティ事業などに充当するとしているが、投資額の内訳は明示していない。


現代自が2022年中にアラバマ州の工場でEV生産を開始するほか、起亜もジョージア州の工場でEVの生産を計画しているという。来年からは米国内で現代ブランドのEVの販売を開始する。ただし、生産規模や個別の投資案件については米国市場でのEVの需要動向や政府のEV支援策を精査したうえで決定するとした。

■年内にFCVトラックの試験走行を開始

燃料電池車(FCV)関連では、年内にトラックのFCVで試験走行を開始する予定。米国の物流企業と提携し、港と倉庫を結ぶ定期路線を走行させる。スマートモビリティ事業では、都市向けの空飛ぶ自動車(UAM)事業の新会社をワシントンDCで設立する。このほか、ロボット工学や自動運転技術などにも投資するとしている。

2021/5/14

 

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