日本通運は14日、中国の現地法人の日通国際物流(中国)が長江デルタ地域の嘉善と杭州、常熟の3カ所に物流拠点を新設し、サービスを開始したと発表した。


上海市と江蘇省、浙江省の長江下流域16市からなる長江デルタ地域は、中国の国家戦略の下、一体的な発展が進められ、自動車や電機・電子、設備関連など多様な産業のほか、地域消費に対応した内需関連産業である小売・衣料関連企業も多く立地している。

中国日通は長江デルタ地域を「面」としてとらえ、自動車部品や一般消費材の取り扱いに加え、医療機器の取り扱いも視野に入れ、各拠点の作業品質を統一化した、高品質なロジスティクスサービスを展開するとしている。

今後は自動搬送機器などの先端技術を積極的に導入し、省人化を図るとともに、ハンドリング技術・安全性の向上を目指してフォークリフト研修センターを設置するなど、ハードとソフトが融合された中国におけるモデル倉庫を目指す。

2021/6/15

 

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