中国の自動運転スタートアップ企業の小馬智行科技(Pony.ai、ポニー・エーアイ、本社:広東省広州市)は16日、米カリフォルニア州のフリーモントとミルピタスの公道で、無人の完全自動運転車の定期試験を開始したと発表した。同社は先に中国の広東省広州市で無人の完全自動運転車の試験を開始しており、米中両国の公道で無人の完全自動運転車の走行試験を行う初の企業となった。



■22年には無人の自動運転サービス本格展開へ

カリフォルニア州車両管理局(DMV)の認可を受け、6台の自動運転車が100平方キロメートル超の範囲で走行試験を実施。小馬智行は今夏、カリフォルニア州アーバインでロボタクシーのサービスを一般向けに再開し、2022年には無人の自動運転サービスを一般向けに本格展開する計画。

同社はフリーモント市と協力し、過去1年以上にわたり新型コロナウイルス対策に取り組んでおり、脆弱な地域社会への食事キットの配送サービスなどを行ってきた。さらに、南カリフォルニアに拠点を置くYamibuyと提携し、アーバイン市の住民に自律型・非接触型のラストマイル配送サービスを提供している。

2021/6/17

 

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