チェコ自動車工業会(Auto SAP)が24日発表した2021年1~5月の乗用車生産台数は前年同期比40.1%増の55万9934台だった。ただし、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の前だった19年の1~5月に比べると9.9%の減少になる。5月単月の生産台数は前年同月比71.3%増の10万6549台だった。


フォルクスワーゲン(VW)傘下のシュコダの1~5月の生産台数は前年同期比38.5%増の36万5186台。19年1~5月比では6.9%の減少となっている。5月単月の生産台数は半導体不足の影響により、19年5月比で27.0%減と大きく落ち込み、5万9881台にとどまった。

■今後も厳しい=Auto SAP

Auto SAPは今後について半導体不足や原材料価格の上昇、チェコ国内の労働力不足、新型コロナウイルスの感染動向の先行き不透明感などの要因により、自動車業界にとって厳しい状況が続くとの展望を示している。

2021/6/25

 

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