サンデンホールディングス(本社:群馬県伊勢崎市)は16日、子会社のサンデン・オートモーティブクライメイトシステム(SDAS)が中国・重慶市に中国研究開発センターを設立し、9月に稼働を開始すると発表した。

中国の既存の開発リソースに対して全面的に技術支援を行うとともに、同国の自動車メーカーと新エネルギー市場に必要とされる新技術の研究開発を実施し、日本の研究開発センターと密に連携しながら、より新しく、より良い技術サービスを迅速に顧客と市場に提供することが目的。

稼働初期には、同社オリジナルの統合熱マネジメントシステムのハードウエアと制御ソフトを中心に、サンデンの株式の約75%を保有する中国の家電大手ハイセンスグループ(海信集団)の持つ強力なハードとソフト制御技術力と結合し、未来型コンセプトと技術を有する統合熱マネジメントシステムを提供する。また、同システムの一部である高効率水加熱ユニットや超軽量省エネ型HVAC(冷暖房空調)、中国市場に適する仕様で開発を同時に行う。

同センターの設立に伴い、SDASは中国の各現地法人(生産拠点)のリソースを戦略的に再構築し、サンデン中国の統括管理体制の下、中国のエアコン事業の統括管理と運営を行うという。

2021/7/19

 

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