電動スノーモービルや電動ジェットスキーなどを製造するカナダ企業のタイガ・モーターズ(Taiga Motors)はこのほど、カナダ連邦政府と州政府、市政府から合計5000万カナダドル(約43億円)の資金援助を受けることを明らかにした。ケベック州シャウィニガン市にある同社の組立工場の量産化支援が目的という。新工場は2022年後半に稼働を開始する予定。


タイガの投資額は約1億2517万カナダドル(約107億5000万円)で、政府からの資金援助の内訳は、連邦政府と市政府がそれぞれ1000万カナダドル(約8億6000万円)、州政府が3000万カナダドル(約25億8000万円)となっている。

タイガは2015年の設立で、ケベック州モントリオールに本社を置く。電動スノーモービルと電動ジェットスキーのほか、電池パック、パワートレインシステムを生産する。新工場のフル稼働後の年産能力は最大8万台で、電池パックとモジュールの年産能力は3ギガワット時(GWh)に上る見込み。新規雇用創出は370人としている。

2021/7/21

 

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