住友ゴム工業は26日、ブラジル工場の乗用車・ライトトラック用タイヤの生産能力を現在の日量１万8000本から2024年４月に２万3000本に、トラック・バス用タイヤの生産能力を現在の1000本から25年４月に2200本に増強すると発表した。総投資額は10億6400万レアル（約227億円）。

南部パラナ州ファゼンダ･リオ･グランデ市にある同社の工場は13年10月から乗用車・ライトトラック用タイヤ、19年３月からトラック・バス用タイヤをそれぞれ生産している。ブラジル市場は、2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響によりマイナス成長となったものの、21年はコロナ前を上回るプラス成長を見込んでおり、以降も年２～３％程度の成長が見込まれるという。

同社は今回の生産能力増強によりブラジル市場でのタイヤ販売事業の一層の強化を図るとともに、グローバル展開をさらに進める方針だ。

2021/7/27